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2006年 04月 20日
ある居酒屋の話
店名、外観、内装、すべて『沖縄』を連想させるお店でした。 ただし、オープンキッチンで、大きなピザ用の釜があること、 カウンター前に鉄板があることを除けば。。。 メニューは数々の沖縄料理の他に、 数々の鉄板料理(お好み焼き、焼きそば等々)や、数々のピザ、、、 ピザは目の前で生地から作っていました。 (指を立ててクルクル回す) 本当に美味しそうです! 注文した料理はどれも予想以上に美味しく、そこそこ満足できました。 でも何かが違う、、、そう、ここは沖縄料理屋なのです。沖縄料理を食べにきたのであって、ピザやお好み焼きを食べにきたのではないのです。(周りの客が美味しそうに食べているものはほとんどが沖縄料理以外の物ばかり) 安かったので泡盛のボトルを入れたのですが、 その後一度も行ってません。 なぜなら、、、 あの店には、『沖縄料理』 を食べに行ったのに、鉄板とピザ釜の印象しかなく、美味しい沖縄料理を味わったという記憶がないのです。ですから、泡盛のボトルがあるにもかかわらず 「沖縄料理をあの店に食べに行こう」 という動機付けができないのです。 「5感を刺激する」 というように、料理と雰囲気は非常に大切なものであり、 それがマッチしていないと、記憶に残らない(良い記憶が)、 つまり再来店につながらないものなのです。
by k-kaneoka
| 2006-04-20 11:22
| 飲食
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